2007年12月24日月曜日

大砲発射のアトラクション

イタリア公園のすぐ下の砲台では、一日に何回か大砲を発射するアトラクションが行われていました。私達のツアーがイタリア公園を訪れた時、ちょうどそのタイミングだったようで、見学する事ができました。
私のシャッターを押すタイミングが悪く、写真は発射し終わった後の煙しか写っていませんが、発射の瞬間は赤い火花が飛び、もの凄い轟音が鳴り響き、迫力満点でした。

イタリア広場で一休み

聖ヨハネ騎士団は、ヨーロッパの貴族の子弟から構成されていましたが、内部的には出身地別からいくつかのグループに分かれていました。イタリア人達がよく集まっていたと言われるのが、この写真にあるイタリア公園です。バレッタ内にはこうした公園がいくつかあります。
公園の真ん中には噴水があり、それまでマルタ石に囲まれたちょっと誇りっぽい町中からこの公園に来ると、少しほっとした気分になります。
この公園の特徴は、なんと行ってもそこから見える眺望。ここからは、対岸のスリーシティーがとても綺麗に見えます。

バレッタの町並みの向こうに見える海

バレッタの町並みは、4〜5階建てのビルが隙間もないほど立ち並んで、そのマルタ石の色合いからも独特な風景を形作っています。
また、坂の多い町で、坂の向こうには海が見えて、その直線の通りの向こうに少しだけ海が望める風景は、何ともいえず素晴しい風景です。
写真では分かりにくいかもしれませんが、通りの突き当たりに青い色が少し見えるかと思いますが、それが海です。バレッタを歩いていると、交差点を横切る度に、道の向こうにこうした海を望む事ができます。

聖ヨハネ騎士団長の宮殿で

続いて訪れたのは、聖ヨハネ騎士団長の宮殿。聖ヨハネ大聖堂のすぐ近く、同じバレッタのリパブリック通り沿いにある、こちらも観光名所の1つです。
完成されたのは1547年。設計者は聖ヨハネ大聖堂と同じジェラーロモ・カサール。現在は大統領府と議会が置かれているようで、見学できるのは建物の一部分でした。
四角に巡らされた長い廊下の外側に様々な意匠の部屋がありました。廊下はタイルばりでいろいろな紋章がありました。廊下には騎士団の鎧が置かれていて、どの国の観光客もその鎧と記念撮影をしていました。勿論、私達も。
観光客が多く、それぞれグループ行動が多く、自分たちのグループを見失わないように、なかなかゆっくりと見学できない雰囲気でした。随行者の人は、色付きの傘を持ったり、番号の付いた札を持ったりと、それぞれ分かりやすいように工夫していましたが、私はのんびりしているうちに、自分のグループを見失ってしまい、一瞬顔面蒼白。何とか追いつく事ができて一安心。

2007年12月16日日曜日

マルタ島のカラバッジオ

西洋絵画上、その影響力の大きさでは屈指の存在であるカラバッジオ。その陰の表現は、ベラスケス、ルーベンス、レンブラントにその影響の大きさを見て取れます。
そのカラバッジオは、非常に激情的な性格から殺人事件を起こし、マルタ島に一時身を隠していました。その際にいくつかの作品を残しています。最も有名なものが『聖ヨハネの斬首』で、聖ヨハネ大聖堂美術館に収められており、見学する事ができます。建物は大聖堂の一部で、見学コースの一部にもなっています。
写真の絵は、少し小さくて見えにくいですが、聖ヨハネ大聖堂の入り口近くに展示されている複製画です。日本人がこうした聖人画を見る場合、展覧会の会場で見る事が多いのですが、このような荘厳な聖堂や教会でこうした名画を見ると、無機質な美術館に飾られている場合とは、全く違った印象を受けます。本来は絵というものは、こうして元々置かれていた場所で鑑賞するべきものなのですね。

聖ヨハネ大聖堂の中へ

バレッタのちょうど中心あたりに位置するのが、バレッタを訪れる人が必ず見学する観光名所の聖ヨハネ大聖堂。
入り口で15分ほど並んだ後、荷物チェックを受けていよいよ堂内へ。入り口付近にいきなりカラバッジオの聖ヨハネの絵が掛けられていましたが、残念ながらこれはレプリカ。
床はカラフルな石で装飾されており、上の天井画を見たり、下の装飾を見たりしながら、後ろの人ごみに押されるように堂内を進んでいきます。日本語の観光ガイドが流れる機器も貸してくれました。
聖ヨハネ騎士団は、内部ではその出身地毎にいくつかのグループに分かれていたようで、聖堂の中には、それぞれのグループ毎の礼拝所が置かれていました。
ヨーロッパの教会はそれぞれ特徴があると思いますが、この聖堂はとにかく装飾がもの凄かった!壁という壁には何らかの彫刻が掛けられていて、しかも柱にも非常に細かい彫刻が施されていました。
聖ヨハネ騎士団は、主に貴族で跡取りになれなかった子弟達から構成され、騎士団にはそうした貴族の家から多額の寄付が寄せられていたようですが、この大聖堂を見ると、聖ヨハネ騎士団がどれほど多くの富を集めていたのかが、容易に想像できます。

バレッタの門

マルタ観光のハイライト。オスマントルコの攻撃から島を守るため、聖ヨハネ騎士団によって建築された城塞都市バレッタ。この写真はその入り口の城門です。
バレッタとは、この城塞を建築した時の聖ヨハネ騎士団の総督の名前。塩野七生氏の『レパント島の戦い』を読まれた方は、その名前をご存知かもしれませんね。
世界遺産にも登録されている観光名所のため、とにかく人が多い。ヨーロッパ人、アメリカ人、中国人、インド人、アフリカ人、韓国人、そして日本人と、世界中から観光に訪れる人で、中心の通りはさながら原宿の竹下通りのよう。
写真では城壁に”i-ewro”という文字が見えますが、これは来年1月からユーロ通貨が本格的に導入されるという事で、そのPRのためのもの。その下にある数字は、導入までのカウントダウンの時計だそうです。

2007年12月15日土曜日

スリーマの飲屋街

スリーマの細い坂道。両側には居酒屋、レストラン、焼きたてピザを売る店など、沢山の飲食店がそれこそ、軒を連ねてしました。
私たちは一軒のオシャレな居酒屋に入りました。和食とタイ料理とミックスしたお店で、チキンフライや豆腐フライ、トムヤンクンなどを食べましたが、とても美味しかった!
感じのいいスキンヘッドの店員さんによれば、お客はほとんど地元の人とのこと。この人はこの店の顔のような人で、店の前を歩く人たちが、別に何を注文する訳でもないのに、この店に入ってきて、この店員さんにハグしたり握手したりするだけで、すぐに出て行ってしまう光景を何度も目にしました。

ミルクを飲む猫

隣のホテルのカフェで見かけた猫。ミルクの入れ物に首を突っ込んで食事中、あるいはアフタヌーンティー?精一杯足を伸ばして、ミルクを飲んでいる姿に、いっしょに見ていたツアー客の人たちも、思わず”カワイイ”と叫んでいました。その瞬間を、失礼して一枚パチリ。何度見ても、思わず顔がほころんでしまいます。

コリンシア・サンジョージ・ホテル

マルタ島で滞在したホテルは、コリンシア・サンジョージという名前のホテルでした。地元では五つ星ホテルということでした。とても綺麗なホテルでしたが、バスルームの水回りなどを見ると、最高級、という感じではありませんでした。
写真は、サンジョージの中心街に面した側の部屋です。こちら側の部屋からは、海を挟んで向かいにあるウエスティンホテルやヒルトンホテルが見えます。私たちが泊まったのはこの反対側で、そちらの部屋からは外海が見えました。
ホテルには日本の団体ツアーの人たちが大勢泊まっていて、敷地内を散歩していたら、大阪のツアーで、シチリア島とマルタ島のツアーの人たちと出会い、写真を撮ってもらいました。マルタ島で突然聞こえてきた大阪弁に、何とも不思議な感じがしました。

2007年12月1日土曜日

日本語が町にあふれている

スリーマの街角に突然現れた日本語。マルタ島では多くの日本車の中古車をみかけました。
マルタ島で観光ガイドをしている日本人の方によれば、故障しやすい日本車はマルタ島ではとても人気が高く。50万円ほどで購入した中古の日本車が、3年ほど乗った後に売却したら、100万円ほどになったこともあるそうです。
マルタ島に滞在した中で、トヨタ、日産、三菱などのショールームをいくつか見かけました。勿論、ヨーロッパ車や韓国車のショールームもありましたが、日本車の人気は高いようです。
こうした車の元の持ち主は、自分のかつての車が地中海の小さな島で使われていると知ったら、どんな気持ちになるのでしょうか?

街角のマリア像

スリーマの住宅街を歩いてすぐに気づいたのは、ほとんどの家の玄関の壁のところに、聖人の小さな像が取り付けられていた事。
この写真はマリア像ですが、キリストやあるいは聖人を表す動物など、さまざまなものを見かけました。でもやはりマリア像が一番多かったような気がします。
日本マルタ友好協会のホームページによれば、マルタ島には365もの教会があり、そのほとんどがカトリックとの事。聖ヨハネ騎士団との関連もあり、マルタ島はカトリックの国といえるでしょう。
マルタ島の観光ガイドの若い女性の方が言っていましたが、マルタ島はカトリックの国のため、一度結婚したら、離婚は社会的に許されない。だから、だれもが結婚には慎重になる、とのことでした。
マルタ島には、キリスト教以前の巨石文明の時代の出土品として、ふくよかな女性像が多く出土しているのですが、マルタ島における(あるいは南を中心としたヨーロッパにおける)聖母マリアへの信仰の強さは、古代から受け継がれているような気がします。

マルタ島のかわいいバス

マルタ島は全島バスが通っていて、バスを使えばマルタ島のほとんどの場所に行けます。そして何よりも、その”かわいい”フォルムに、思わずしばらく見入ってしまいました。
マルタのバス達というサイトによると、1960年代に英国で製造された車体の外側部分をすっぽりと置き換えたとのこと。1台1台がとても個性的で、写真ではわかりにくいですが、それぞれのバスにはすべて名前が付けられていました。
バスの窓にある番号は路線番号。これで行き先がわかります。この写真は、バレッタという観光の中心地のバスターミナルですが、とにかく沢山のバスが集結していて、眺めは壮観。しかし、排気ガスももの凄く、バスを待っている間、早くバスが来てくれないかとやきもきしていました。
路線番号ごとに乗り場が分かれていますが、1つの乗り場を5、6路線が共有していて、バスが乗り場に着いてもアナウンスがある訳ではなし、勝手に着いて、勝手に出発してしまう感じ。日本の新宿駅前のバスターミナルのアナウンスが懐かしくなりました。
マルタ島のガイドの方によると、バスの運転手は会社に属しているのではなく、自分でバスを持って独立して活動しているとの事。個人タクシーならぬ個人バスといったところでしょうか。
バレッタからホテルのあるサン・ジュリアンまで30分ほどバスに乗りました。まずびっくりしたのが、バスのドアを開けっ放しで運転していたこと。ドアが壊れていたのか、あるいは単に閉めるのが面倒くさいだけなのかわかりませんが、もし日本でこんなことをしたら、乗客からクレームが出そうですが、マルタ島ではおかまいなし。
降りる事を運転手に伝える押しボタンはあるにはあるのですが、天井のしかも目立たない場所にあるので、地元の人が押しているのを見て、ようやく見つけられました。
乗っているマルタの人は、ヨーロッパ系ありアラブ系あり、学生、サラリーマン、やや汚い格好の人もいれば、ちょっとハイソな感じの人もいて、マルタ島の人たちの共通の移動手段となっているようでした。

2007年11月23日金曜日

スリーマの住宅街でみかけたドア

スリーマの住宅街は、どの家もマルタ島産の石を使ったもので、まるで集合住宅のよう。でも、その中でも皆が自分の家を個性的にしようと工夫を凝らしていました。
その一つが、ドア。外壁は変えようがありませんが、ドアはおそらく家主が変ると作り替えられるようで、新しいドア、古いドア、派手なドア、地味なドアが並んで、町に個性を与えていました。
この写真のドアは、決して新しいものではありませんが、住んでいる人の、趣味の良さを感じさせるもので、とても印象に残っています。

スリーマの住宅街

スリーマの海沿いの表通りから、坂を上っていくとそこは住宅街。マルタ島特有の石で作られた住まいがびっしりと隙間なく並んでいました。
後で紹介するバレッタの住宅街と比べると、ここは裕福な家庭が多いようでした。すれ違う住民の人たちは、見ない衣服を着ていました。
それと驚いたのは、若い人が多く、しかも子連れの女性が多かった事。中には観光客もいたと思いますが、マルタ島での滞在を通じて、地元の人と思しき多くの若者を見かけました。
おそらく、観光が産業の中心ということで、ホテルや飲食店街など、若者が働ける場所は多いからだと思われます。
日本の高齢化社会を考えると、とても興味深く思えました。

2007年11月20日火曜日

スリーマにて

マルタ島についた初日。ホテルに行く前に、スリーマという町でしばしの観光を行いました。
海沿いにビルが建ち並び、観光客目当てのみやげ物や、地元の人も通うレストラン、ブティックなど雑多な店が並んでいました。

2007年11月19日月曜日

小さなマルタ国際空港

マルタ島の玄関口、マルタ国際空港は、マルタ島を象徴するようにとても小さかったですね。
でも、入国審査はあっという間。おそらく、何便もが重なる、ということがほとんどないと思われるので、飛行機から降りて、窓口に行けば、いつでもそのまま通過できるのではないでしょうか?
入館審査を終えて、マルタ国内に入った後は、マルタリラに交換。日本ではなかなか交換できないようで、現地で通過を交換しました。ちなみに1マルタリア、400円ほどでした。
物価は、0.7マルタリラで、ミネラルウォーター(500ml)が6本買えた程度でしたね。

2007年11月18日日曜日

マルタ島の猫

行く前から、噂には聞いていたのですが、マルタ島には猫が多いというのは本当でした。
しかも、とても人なつこく、人を怖がらないというか、”ツィ、ツィ”と声をかけ、手招きすると、のこのこと向こうからこちらに寄って来てくれます。
膝を曲げて座ると、その足に体をこすりつけ、いわゆる”すりすり”するポーズを取ってくれるので、もう猫好きにはたまりません。
こうした猫の習性は、なんだかマルタ島そのものを象徴しているように思えます。
私が以前すんでいた東京の郊外の町では、やはり人なつこい猫が何匹かはいましたが、今住んでいる都会の猫たちは、人を警戒し、”すりすり”するどころか、声をかけても、寄っても来ません。ああ、マルタ島の猫たちが懐かしい・・・

2007年11月17日土曜日

地中海の小さな島 マルタ

2007年11月、マルタ島を旅行で訪れました。
マルタ島は、シチリア島のすぐ下にある、とても小さな島ですが、ちょうど地中海の真ん中あたりに位置しており、小さいながら、ヨーロッパの歴史上では、とても重要な役割を果たしてきました。
マルタ島には、1週間ほど滞在しただけでしたが、とても充実した1週間でした。
これから、旅の思い出などを紹介していきたいと思います。